泥棒!バイク窃盗犯と遭遇した時の対応

無理に捕まえようとしない

もしバイクを盗もうとしている窃盗犯と遭遇した場合の対応としては、「ドロボー!」と叫ぶ等、大声を上げて追い払のが一番良いです。
追い払わずに警察に電話だけしても、窃盗犯はものの数分でバイクを盗むので警察が到着する頃には窃盗犯はバイクを盗み終わって逃走しています。
大声を上げながら警察へ通報するなどが良いと思います。
車で逃走するようならナンバーを覚え警察に通報してください。

窃盗犯を自分で捕まえよう。とするのはおすすめしません。
相手が1人とは限りません、プロの窃盗団の場合は複数人で行動しているので、1人で取り押さえようとしても逆に怪我をする可能性が高いです。
バイクを盗む為に凶器になりえる工具を持っている可能性も高いです。
またプロの窃盗団は外国人の可能性も高く、不法入国してるような外国人の場合は何をしてくるか分かりません。

バットやゴルフクラブを持てば。と思う方も居ると思いますが、相手が窃盗犯だから凶器を持って襲いかかっても良い。ということはありません。
「盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律」で盗犯に対する正当防衛の特例及び兇器を携帯した常習窃盗犯の刑期の下限について定めた法律がありますが、これはケースバイケースで判断が難しいです。
その時の状況や、やりすぎてしまった場合は過剰防衛で、逆にこちらも罪に問われる可能性もあります。
またバットやゴルフクラブを持てば相手より有利になれるとは限りません、その武器を相手に取られてしまった場合は逆に自分の命が危険になります。


正当防衛なのかどうか

正当防衛か判断する際に、まず相手が本当に窃盗犯なのか? という部分から始まります。
バイクに装着したチェーンやロックを切断していた、車にバイクを積み込んでいる最中だった。などでしたら窃盗犯に間違いないのですが、
興味本位でバイクを見ていただけ、触ったり跨がったりしていただけ。そのような可能性もあります。
相手に盗む気が無かった。となった場合は、逆に傷害罪でこちらが捕まってしまいます。

窃盗犯が凶器を手に取り襲いかかってきた場合、こちらも何か武器を手に取り反撃し窃盗犯を殺傷しても、この場合は正当防衛になります。
しかし、こちらに気が付き武器も持たない窃盗犯が逃亡した場合に、武器を手に取り追いかけ窃盗犯を殺傷した場合は過剰防衛になってしまう可能性があります。
多少の怪我を与える程度でしたら大丈夫だと思いますが、重傷・死亡の場合は過剰防衛になる可能性が高いです。
また、窃盗犯が素手なのにこちらが武器を持つ時点で過剰防衛と判断される場合があります。

正当防衛かどうか? というのは非常に判断が難しく、法律に詳しい専門家に状況を詳しく説明でもしない限り判断出来ない場合もあります。
ですので窃盗犯を捕まえることは警察に任せ、大声を上げて自衛しつつバイクを守るのが一番良いです。


実際に窃盗犯ともみ合いになり怪我をしたケース

実際にバイクを盗もうとしている窃盗犯と遭遇し、窃盗犯を追いかけて怪我をしたケースもあります。
頭にくるのも分かりますが、犯人が複数の可能性や凶器を持っている可能性もあります、大変危険ですので自分で犯人を取り押さえようなどは考えないようにしてください。
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